小池真理子の「狂王の庭」を読みました。
今は亡き母親であった女性が、結婚後経験した 妹の婚約者との禁断の愛・狂気の愛について 回想の形で綴られているお話です 一口に言ってしまうと「不倫」ものですね それもよくある身内の中でという・・・ そういうのって話の展開や結末がミエミエなのですが なぜか小池真理子が書くと話の中に引きずり込まれてしまうのです こういう禁断の愛やその渦中にいる女性の心理を書くのが じつに上手いんですよねぇ 「あぁ わかるわかるぅ」と主人公の女性に同調してしまった私 これ、単行本で3.5cmほどの厚さがあったんですが その重さにも負けず、通勤時に持ち歩き 電車の中で立っていても読み、眠くても読み、、、していたら 思ったよりも早く終わってしまいました いつも早く読み終わりたいくせに読み終わっちゃうとなんだか寂しくて 1日ぐらいは物語の世界に浸ってることが多いです これを読んでたら ある人と話したくなり 思わずメールしてしまいました (・・・いけない いけない)
by tymchin
| 2004-09-13 17:29
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